島根や鳥取を走ってる観光列車のあめつちに乗ってみたいんだけど、予約方法とか乗る方法がイマイチわからない…
どの席やどの区間で乗ると楽しいんだろう?
本記事は島根・鳥取の海沿いを走る観光列車あめつちの乗り方やより楽しんで乗る方法について解説した記事です。
- 観光列車あめつちの特徴や魅力
- あめつちの料金や予約方法などの乗り方
- あめつちの楽しい乗り方
僕自身がそもそも鉄道ファンであり、この記事を書く3日前くらい前に観光列車「あめつち」に乗ってきました。
最後まで読んでいただくと、あめつちに楽しく乗車できること間違いなしです!!
観光列車「あめつち」はどんな列車?
そもそも、観光列車「あめつち」はどんな列車なのでしょうか?その特徴についてみていきましょう。
あめつちの車両
あめつちの車両を外観と内装にわけて紹介していきます。
あめつちの外観
あめつちに使われている車両はこのような青と銀色に塗装された2両の車両です。
青い部分は山陰の海や空、車両下部の銀色(白色?)の部分は山陰の山並みとたたら製鉄にちなんだ日本刀を表現しているようです。
あめつちの内装
あめつちの内装はこのような感じで、普段乗るような列車とは一線を画しています。
座席は基本的にソファーとなっており、1人でも乗りやすい窓側を向いたカウンター席、対面の2人用の座席、グループで乗りやすい対面の4人掛けの座席があります。
個人でも、グループでも人数関係なく楽しむことができます。
あめつちの走行区間
あめつちはご覧の通り、島根県の出雲市駅から鳥取県の鳥取駅を山陰本線を経由して走っている列車です。
ご覧の通り、海側を走るため、走行中海が見え、見晴らしがよい区間が多いです。また、米子付近では天気が良ければ大山をみることができます。
下りは朝9時に鳥取駅を出発し、正午過ぎに出雲市駅に到着。上りは14時前に出雲市駅を出発し、鳥取駅に17時半ごろに到着します。
あめつちの時刻表・運転日
出雲市行きあめつちの停車駅 | 発着時刻 |
---|---|
鳥取駅 | 9時ちょうど |
倉吉駅 | 9時48分 |
米子駅 | 11時5分 |
安来駅 | 11時15分 |
松江駅 | 11時45分 |
出雲市駅 | 12時32分 |
鳥取行きあめつちの停車駅 | 発着時刻 |
---|---|
出雲市駅 | 13時44分 |
玉造温泉駅 | 14時30分 |
松江駅 | 14時47分 |
安来駅 | 15時22分 |
米子駅 | 15時35分 |
倉吉駅 | 16時36分 |
鳥取駅 | 17時36分 |
あめつちの時刻表はこのような感じです。出雲市駅から鳥取駅の間を3時間半~4時間ほどで走破します。
普通列車で移動するよりは早いですが、同区間を走る特急列車よりはスピードは遅いです。そもそも、観光列車は「スピード」が売りではないので、この点に関しては当然だと言えます。
また、あめつちの運転日は基本的に月曜日・土曜日・日曜日となっていますが、まれに運休の日もあるので、公式サイトの運転日カレンダーでチェックしてください。
観光列車ならではのサービス
- 地元のお菓子・お酒・あめつちのグッズなどの車内販売
- お弁当やスイーツセットなどの食事サービス(予約必要)
あめつちでは車内にカウンターがあり、鳥取や島根のお菓子や地酒・あめつちのグッズが売られています。
また、お弁当やスイーツセットの販売もあり、こちらは事前にネットで予約をしておくと、車内で席まで持ってきてもらえます。なお、弁当やスイーツセットの予約は乗車の4日前までにする必要があります。
このように、普段乗るような普通列車や特急列車にはないサービスも充実しています。
あめつちの乗車に必要な切符と予約方法
あめつちの乗車には普通の運賃の他にグリーン車指定席券という切符を買わないといけません。
グリーン車指定席券やこの切符の購入方法についてこの章では解説します。
あめつちの乗車に必要な切符
あめつちに乗車するためには以下の2つの切符が必要です。
- 乗車券
- グリーン車指定席券
まず、乗車券とはあめつちでなく普通列車に乗るときに買っている切符、つまりただの運賃のことです。
グリーン車指定席券とはあめつちだからこそ必要な切符です。あめつちは全車「グリーン車指定席」に分類されており、これに乗るためには乗車券のほかにグリーン車指定席券を購入する必要があります。
注意が必要なのですが、あめつちは青春18切符で乗ることが出来ません。
青春18切符の決まりをある程度ご存じの方なら、お分かりかと思いますがあめつちは「グリーン車指定席」だからです。
普通列車であれ、「グリーン車指定席」は青春18切符では原則乗ることが出来ないというルールがあるのです。
あめつちの切符の予約方法
あめつちを予約するには、乗りたい日時のグリーン車指定席券をおさえる必要があります。
あめつちの切符は、JRの窓口やJRの切符を買うことができる旅行会社の窓口で発券してもらうことができます。切符発券時に窓口の係員に伝えることは以下の4点です。
- あめつちに乗車する日付
- あめつちに乗る区間
- 鳥取行き・出雲市行きどちらのあめつちに乗るか
- 座りたい座席
座りたい座席ですが、座席表は下の画像のようになっていますので、この中から自分が座りたい座席を指定して係員に伝えましょう。
ただし、自分が座りたい座席がすでに埋まっていることもあり得ます。座りたい座席を確保できる可能性を上げたい場合、乗車日の1か月前の10時ちょうどに切符を買うことをお勧めします。
というのも、あめつちに限らず(新幹線などでも)JRの列車の切符は原則、1か月前の10時から発売が開始されるからです。
とはいえ、どの座席に乗るのがいいんだろう?座席によって当たりハズレとかもありそうだな…
そうですよね、どの座席がいいのか迷いますよね。そんな座席の選び方も含めて、次の章ではよりあめつちを楽しむために工夫できることなどを紹介していきます。
あめつちのオススメの乗り方
あめつちのオススメの乗車区間
あめつちのオススメの乗車区間は以下の3つです。
- 出雲市~米子
- 出雲市~鳥取
- 米子~鳥取
なお、上り・下りどちらにのってもOKです。
出雲市~米子間であめつちに乗る
いちばんオススメするのが、出雲市~米子もしくはその逆の米子~出雲市であめつちに乗ることです。
なぜ、この区間がオススメかというと、一番景色が良いからです。出雲市~米子の間は宍道湖や中海のそばを線路が通っているため、(天気が良いと特に)見晴らしがよいです。
また、乗車時間も1時間半~2時間ほどとちょうど飽きない時間でもあり、米子なら境港、出雲市なら出雲大社など、降りてから回れる観光地もあるからです。
出雲市~鳥取間であめつちに乗る
次にオススメするのがフル区間あめつちを乗りとおす方法です。
言わずもがな、あめつちの全ての見どころを楽しむことができ、乗車時間も3時間半~4時間もあるので、車内でゆっくりできるのが良い点です。
また、出雲市や鳥取を降りてから訪れることのできる観光地も存在するのですが、長時間のるため少し飽きが来てしまう心配もあります。
米子~鳥取間であめつちに乗る
最後は米子~鳥取、もしくはその逆の鳥取~米子であめつちに乗る方法です。
この区間も、乗車時間が1時間半~2時間と飽きない時間であり、また、米子も鳥取も観光地がある点がグッドです。
ただ、残念なことに車窓から見える景色が米子周辺の大山以外に面白いものがあまりないのが少し残念な点でしょうか…
あめつちのオススメの座席
まず、あめつちには以下の3タイプの座席があることを冒頭で説明しました。
- 海側にある4人掛けタイプ
- 山側にある2人掛けタイプ
- 窓側を向いたカウンタータイプ
どこに座るべきか迷うと思いますが、基本的には「乗車人数」と「海側か山側どちらが良いか」で座席を選んでいけばよいと思います。
乗車人数で座席を決める
1人で乗車するなら、カウンタータイプの座席、2人なら山側の2人掛けの座席、3~4人グループなら4人掛けの座席に乗るという感じにすると、座席数的にはおさまりが良いでしょう。
2人や4人掛けの座席を少人数で使ったらダメなわけではありませんが、知らない人と相席になる可能性もあります。
また、カウンタータイプの座席は人数を選ばないため、1人だけでなく2人以上で並んで利用しても楽しむことが出来ます。
海側か山側どちらが良いかで座席を決める
あめつちは、海側の座席は4人掛けタイプとカウンタータイプの2種類で、山側の座席は2人掛けタイプしかありません。
あめつちの大きな見どころは出雲市~米子で海側に現れる、「宍道湖と中海」と米子周辺で山側に見える「大山」でしょうか。
どちらを主に見たいかで座席を決めると良いと思います。
個人的には海側に座るのがオススメです。
というのも、大山は見えている時間が割と短いのに対し、中海や宍道湖が見えている区間は割と長いからです。
車内販売や弁当・スイーツも忘れず!
記事の前半で少し紹介しましたが、あめつちには弁当やスイーツセットの予約販売があります。
島根や鳥取の特産品や名物が使われた、おいしいお弁当やスイーツセットを食べることが出来るので、あわせて予約しておくとより楽しめることでしょう。
なお、予約は乗車の4日前以前にネットからしかできないので注意してください。
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