プログラミングって英語のコード書く必要あるし、英語ができないとやっぱりプログラミングの習得って無理なのかな?
そもそも、どの程度まで英語ができればプログラミングは習得できるのかな?
本記事では、上記のようなプログラミングの英語に関する悩みについて、以下の4点に焦点を当てて解説していきます。
- そもそも英語ができないとプログラミングは習得できないのか?
- プログラミングの習得にはどれくらいの英語力が必要なのか
- プログラミングの英語でつまずく場面の対処法
- プログラミングに必要な英語の勉強法
僕自身はすでにプログラミングに触れ始めて数年経ちますが、最初の方はプログラミングに出てくる英語が読めなかったものの、今では割とすらすらと読めるようになりました。
記事を最後まで読んでいただければ、プログラミングに関する英語の悩みを解決できるはずです!
プログラミングに英語は必要か?
プログラミングというとこのような英語のコードを打ちこんでいるイメージがあると思いますが、英語がバリバリできないとダメだと思いますよね…?
英語力がなくてもプログラミングはできる
結論、英語力がなくてもプログラミングは全然習得できます。
なぜなら、プログラミングで書いているコードは「英語の文章」を書いているわけではないからです。
確かに、覚えないといけないプログラミングの文法やコードは英単語が使われることが多いです。
ですが、コードで使われる英単語の意味が「英語」として理解できるよりも、プログラミング言語としてはどういう意味・使われ方をしているか分かることの方が重要です。
そして、日本語で書かれた本やwebページなどで勉強すれば、コードにある「英単語」がプログラミング言語としてどう使われているかは理解可能で、特に英語が読めなくても大丈夫なのです。
でも、英語力があるとプログラミングでは色々と有利になる
英語力がなくてもプログラミングを習得できるのは事実です。
ですが、そもそもプログラミングは英語圏発祥なので、英語ができると色々有利になることは間違いがないです。
例えば、英語力がそこそこあると、エラーの解決がスムーズになったり、コードの理解が早くなったり色々とメリットはあります。
英語がわかるとプログラミング学習が有利な理由
プログラミングのコードは英語で書く
プログラミングのコードの中に出てくる「英単語」は適当な英単語が使われているわけではありません。
そのコードが果たす役割などを表している場合も多く、英単語の英語の意味がわかればコードを理解しやすいです。
#include <iostream> using namespace std; int main(){ int n; cin >> n; int sum = 0; for(int i=1;i<=n;i++) sum += i; cout << sum << endl; }
上記は本当に簡単なC++のコードですが、include,using,main,intのような英単語が登場します。
例えば、これらの英単語の意味が分からずとも、どういうときにincludeやusingのような英単語を書くのか、つまり文法を理解しておけば問題はありません。
しかし、includeは日本語では「含める」という意味ですし、usingは「使う」という意味であると英語が読めれば、そのコードが何をしているか理解しやすいし、文法も忘れにくくなります。
英語で書かれたプログラミングの情報が多い
プログラミングの分からないことや知りたいことをネットなどで調べていると英語で書かれたページにたどり着くことが割と多いです。
上の例はPythonというプログラミング言語のドキュメント(説明書、マニュアルのようなもの)です。
英語が分からないけど、書かれていることを理解したい場合、「翻訳ページがあればみる」、「Google翻訳を利用する」などが挙げられます。
ただし、誤訳をされてしまったり、文章がぎこちなくて結局意味が分からないことも多いです。
結局、英語が読めると素早く多くのプログラミングに関する情報を得やすくなるのです。
エラーメッセ―ジは英語で表示される
プログラミングで間違ったコードを実行してしまった場合、エラーとなってしまいます。
エラーになれば、エラーメッセージが画面に表示されるのですが、たいていの場合英語でエラーメッセージは表示されます。
Traceback (most recent call last): File "/Users/~~~~/err.py", line 2, in lst.append(2) AttributeError: 'int' object has no attribute 'append'
例えば、上のようなエラーがでます。全部英語です笑
エラーメッセージには、一体どういうエラーなのか、エラーを解決するヒントが書かれているので、意味を理解しないといけません。
たいていの場合は、エラーメッセージを検索すれば、どういうエラーなのか日本語で解説してくれている記事が出てきますが、いちいち検索するのも面倒です。
もし、英語が読めればエラーメッセージの意味もすぐわかるので、検索して意味を調べるより早くエラーが解決できる可能性があります。
就職・転職で有利になる
仕事で英語を必要とするプログラマも少なくないです。
資料が英語だったり、そもそもプログラマに外国人が多い職場だってあります。
英語ができると、このような就職先・転職先も選択肢として候補に入ってきますし、しかも給料が高いことが多いです。
また、仕事で別に英語がそこまで必要とされない職場でも、プログラミングをするにあたって英語力はあった方がよいに決まっているので、面接などでも断然有利になります。
プログラミングに必要な英語力はどれくらい?
英語じゃなくても、ですが言語を学んでいく段階として、以下の4段階があります。
- 英語を読める
- 英語を書ける
- 英語を聞ける
- 英語を話せる
(下に行くほど難しいです)
英語を聞いたり話せるようになるまで勉強しても、それを活かせる機会がなかったら無駄な勉強になってしまいます。
人によって必要な英語力は変わってきますので、まずは、自分がどこまで英語をできるようになるべきかを見極めるべきです。
ここからは、英語を読める、書ける、聞ける、話せるの4つができれば、プログラミングではどう役にたつのかを詳しく見ていきましょう。
英語を読めるとプログラミング勉強・情報収集スピードがあがる
エラーメッセージを読むときや、プログラミングについて調べていると英語のwebページにたどり着いた時など、プログラミングをしていると英語を見る機会が非常に多いです。
もし、ここで英語が読めないといちいち翻訳したり、意味を調べたる必要がありますし、最悪の場合意味が分からずに諦めてしまうこともあるでしょう。
しかし、英語を読めると翻訳や英語の意味を調べる必要もありませんし、意味もわかるので情報収集や勉強のスピードが圧倒的にあがります。
ネットを調べても、エラーやバグの解決方法が日本語だと見つからないけど、英語だと見つかる場合が多くて、こういう場合に英語が読めると本当に便利だよ!
プログラミングを勉強する全日本人に最低限、「英語を読めるようになる」のを目指すことをおすすめします。
英語力がなくてもプログラミングは習得できるとはいえ、英語が読めないと結構面倒なことも多いので…。
英語を書けるとプログラムがスムーズに書ける
プログラムで英文を書くという機会はさほどないかもしれませんが、英単語を書く機会は非常に多いです。
コードは自分以外にも見せることがあるので、英単語のスペリング(綴り)を間違って書くと、意味が分かりにくいコードになってしまいます。
なので、英語を書けることは必然的に、わかりやすいコードを書けることにつながります。
「英文」を書く能力が直接要求されることは多くはないかなぁ…
とはいえ、英文が書けると、英語を書く以外の「読む」「聞く」「話す」の能力も上がるから、できて損はないよ!
英語を聞けると英語の動画などから勉強・情報収集が可能
英語を聞くのは「読む」だったり「書く」のよりも難易度が上がります。
UdemyやYouTubeなどには英語でプログラミングの文法や使い方などを解説した動画があります。
もちろん、日本語の動画もありますが、英語の動画の方が種類だったり、学べる項目が多かったりします。
また、海外の動画などからプログラミングやITに関する情報収集も可能となります。
英語を話せるとプログラミングを使った就職などに有利
昨今、日本ではプログラマーが不足しており、海外などからプログラマを雇う企業も多くなりましたし、今後も増えていくと思われます。
エンジニア同士は密接にコミュニケーションを取り合わないといけないので、ここで英語を話せるとなるとかなり重宝されます。
さらに、英語を話せるまでなると海外での就職も視野に入ってくると思います。海外は日本よりもエンジニアの給料がかなり高いところも多いです。
初心者がプログラミングに登場する英語でつまずく場面と対処法
英語とプログラミングの2つを勉強するのは大変そうだから、英語は全然できないけど、とりあえずプログラミングだけを勉強するよ!
実際、冒頭でも書いた通り、英語ができなくてもプログラミングは習得できます。
ですが、英語ができない人がプログラミングをするときにぶつかる「英語の壁」があるので、これの対処法を説明します。
エラーメッセージの英語が分からない
先ほども書きましたがエラーメッセージは英語で表示されます。
エラーメッセージはエラーを解決するためのヒントになるので、意味を理解する必要があります。
エラーメッセージの英語が読めない場合は、そのエラーメッセージで検索をしてみてください。
多くの場合で、そのエラーを解説した日本語のページが見つかるので、それを参考にすればエラーを解決できます。
検索しても英語のページしか出てこない
エラーや調べたいことがあって、検索はしたものの英語のページしか出てこない場合もあります。
この場合は以下の2ステップに従って動くといいと思います。
- 翻訳サービスを駆使する
- 質問サイトなどを使ってみる
まずは、Google翻訳やDeepLなどの翻訳サービスを使って英語を解読しようとしてください。
それでも、どうしても誤訳されたり、ぎこちない日本語になって意味がよく分からない場合もあると思います。
そういった場合は、次の手段として「teratail」などを使って、知りたいことを質問してみることをオススメします。
プログラミングに必要な英語の勉強方法
プログラミングに必要な英語を勉強する方法としては、別々に勉強する方法と同時に勉強する方法の2つが挙げられます。
英語とプログラミングを別々に勉強する
プログラミングの初心者や未経験者には基本的に、英語とプログラミングを別々に勉強することをオススメします。
そもそも、初心者や未経験者がプログラミングを勉強するのは簡単ではないことが多いです。
そんな中でちゃんと理解できない英語で説明を読んだり聞いたりしても、プログラミングについてしっかり理解できない可能性の方が高いからです。
プログラミングの勉強方法
まずはプログラミングか英語なら、モチベーション的にもプログラミングの勉強を始めた方が良いです。
初心者のプログラミングの勉強方法は、主に以下の2通りです。
- プログラミングスクールに通う
- 独学
独学でもいいんですが、本当にプログラミングに何も触れたことない方は途中で挫折してしまうことが多いです。
プログラミングスクールは、プログラミング学習のブースターのようなもので、初心者が特につまずいたり、挫折しやすい初期段階を徹底的にサポートしてくれます。
プログラミングスクールは結構数が多くて、迷ってしまうとの声も多いですが、コースも豊富で、かつ現役エンジニアに教えてもらえる「テックアカデミー」が一番おすすめです。
英語の勉強方法
英語は最低限中学卒業レベルは欲しいですし、正直なところ普通に高校卒業レベルくらいはあった方が良いです。
中学生レベルの英語が怪しいという人は、中学レベルの参考書などからやり直してみましょう。
中学~高校レベルの英語はなんとなく大丈夫だ、という人はプログラマー用に書かれた英語の本などを買ってみるとよいです。
英語とプログラミングを同時に勉強する
「英語もそんなにできるわけでないし、プログラミングは全然分からない」という人にはあまりオススメしていませんが、選択肢としては一応書いておきます。
プログラミングを動画で講義形式で学べる「Udemy」なら英語による講義動画もあり、両方同時に学べてオススメです。また、YouTubeでも動画教材は存在しますが、Udemyのものより質は低いことが多いです。
なお、「Udemy」には英語教材だけでなく、日本語による講義動画も豊富なので、日本語でスクールなどに通わず独学したい人にもおすすめのサービスです。
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