新幹線のグリーン車って乗ったことないけど、どれくらい普通車と違うの?どんなメリットがあるの?
本記事ではこのようなグリーン車に関する疑問に答えていこうと思います。
- グリーン車の座席と普通車の違い
- グリーン車にあって普通車にはないサービス
実際に新幹線を使う時、僕はグリーン車を何度も使ったことがあるため、普通車とどこが違うのか、どのような素晴らしいサービスが受けられるのかをよく知っています。
この記事を読んでいただくと、具体的にグリーン車はどのように普通車と比べて優れているのか理解していただけるはず!
本記事では東海道・山陽新幹線におけるグリーン車を例にあげて解説しています。
東北新幹線や北陸新幹線、九州新幹線、北海道新幹線など他の新幹線のグリーン車の設備は細部が異なることはありますが大きくは変わりません。
東海道・山陽新幹線以外の新幹線を乗る方にも十分参考になります。
新幹線のグリーン車は乗る前からもう差がついている
と疑われる方もいらっしゃるのも当然だと思いますが、本当です。
どの駅でも基本的にグリーン車は駅のホームの階段やエスカレーターを上がってすぐの場所から乗ることが出来ます。
ところが普通車ですと、階段やエスカレーターからかなり離れていて結構歩かないといけないこともあります。
もちろん降りる場合も逆で、降車位置に近い場所に階段やエスカレーターがあるのでスムーズに改札まで移動することが出来ます。
こんなに豪華!新幹線のグリーン車の座席・設備を紹介
ここからは実際にグリーン車の設備どのように普通車と比べて優れているかを写真をふんだんに使って説明しようと思います。
紹介するのは以下の8点です。
- 普通車と比べて前後左右、座席の幅が広くゆったりしている
- 座席のリクライニングが深く倒れる
- 座席のテーブルが2つあり、広い
- フットレストがあって楽チン
- 各席にコンセントがある
- 読書灯があって本が読みやすい
- レッグウォーマーは寒い時期にかなり重宝
- ブランケットを自由に借りることが出来る
それでは具体的に見ていきましょう。
新幹線グリーン車は座席が広くゆったりしている
新幹線のグリーン車は4列で並んでいます。一方、普通車は5列です。
つまり座席が横に少ない分、座席1つあたり横のスペースが普通席より広くゆったりしているという訳です。
普通車だと1座席あたりの広さが狭くてきゅうくつな思いをしている人も多いかと思いますが、グリーン席ではきゅうくつに思うことはまずないでしょう。
さらに左右のスペースだけでなく前後のスペースも普通車より広くなっています。もちろん、足を余すことなく伸ばすことが出来ます。
また、前の人がリクライニングしても気にならないほどには前後間隔は広いです。
新幹線グリーン車の座席はリクライニングが深く倒れる
グリーン車は普通車と比べてイスがより深いところまでリクライニングします。
上の写真は奥の座席がまったくリクライニングしていない状態で、手前の座席はフルリクライニングしている状態です。
見ていただくだけでもかなり倒れていることは分かると思いますが、実際に座ってみてください。今まで乗っていた普通車が比べ物にならなくなります…
先ほど紹介したように、座席の幅も広くゆったりしているのと相まって心地よすぎて寝てしまうことも多々あります(笑)
新幹線グリーン車の座席にはテーブルが2つ!しかも広い
新幹線のグリーン車にはテーブルが2つあります。
- 普通車と同じように前の座席にくっついているタイプ
- ひじ掛けのカバーに収納されているタイプ
ひじかけに収納されているタイプは少し小さめですが、前の座席にくっついているタイプのテーブルはかなり大きいです。
大きめのノートPCでも普通にのってしまうくらいには大きいです。
と疑問に思う方、いやいやテーブル2つあって困ることはありませんよ。
例えば、ノートPCで作業しながらお菓子などを食べたいとき、ノートPCを大きいテーブルに、お菓子を小さいテーブルに置いて…なんていう風にも使えます。
そもそもテーブルは2つとも展開する必要も別にないので、載せるものの大きさなどに応じて臨機応変に使い分けましょう!
新幹線グリーン車の座席にはフットレストがあって楽チン
グリーン車にはフットレストが備わっています。上の写真はフットレストに足を置いてみた様子です(笑)
普通車ではクツを脱いで足を伸ばすのは少し気分的にはばかられる行為ですが、フットレストがあればそんなこと気にしなくてもよくなります。
さあ、座席をフルリクライニングして靴を脱いで、足を伸ばして座りましょう。3分後には夢の世界へ…
というくらいには快適です。
新幹線のグリーン車は全座席にコンセント完備
グリーン席にはすべての座席にコンセントが備わっています。
とかく現代人はスマホやPCの充電が切れる切れるとコンセントを求めがちですがグリーン車に乗ればその問題はバッチリ解決です。
コンセントのある位置は上の画像を見ていただくと分かると思いますが、座席中央のひじ掛けの側面に2つあります。
隣に人がいる場合は自分が座っている側のコンセントを使うようにしましょう。
新幹線グリーン車の座席は読書灯・レッグウォーマーがある
ふと座席のひじ掛けの下を見てみるとなにやら2つのボタンがあります。
これはどちらも普通車にはない設備。右のボタンは読書灯のボタン、左はレッグウォーマーのボタンです。
レッグウォーマーはその名の通り、足を暖めてくれます。冬だったりすると足が冷えたりすることもあるので実はこれ重宝するんですよね~。
こちらは写真では説明できないのでぜひグリーン車に乗られたときに試してみてください(笑)
次に読書灯のボタンを付けてみましょう。
このように、座席の右上、もしくは左上についているライトが点灯します。写真では右の座席の読書灯のみをつけました。
このライトは向きを自由に変えることが出来るので、自分の本がちょうど照らされて読みやすい方向に調整しましょう。
新幹線のグリーン車ではブランケットが自由に使えます
これ、なぜかグリーン車ユーザーでも知らない人が多いのですが、新幹線のグリーン車ではブランケットを借りることが出来ます。
で、ブランケット自体はグリーン車の車端部の網棚にビニール袋に入っておいてありますので使いたい場合は自由に取ってください。
寒いとき、体調がよくないとき、寝たいときなどに重宝します。
使い終わってグリーン車から降りるときは元の場所に戻しておいた方が親切…ではありますが、座席に放置していっても車掌さんやパーサーさんが後で元の位置に戻してくださるので大丈夫です(笑)
普通車にはない!新幹線グリーン車のサービス
それでは次に新幹線グリーン車のサービスを紹介していきます。
主に紹介するポイントは次の5つです
- 隣の座席に人が来ることが少ない
- おしぼりが無料でもらえる
- 車内販売が回ってくる頻度が高い
- ゴミ回収サービスがある
- 座席ポケットの雑誌が無料でもらえる
新幹線グリーン車では隣の座席に人がくることが少ない
グリーン車のメリットとして1番嬉しいメリットの1つといっても過言ではないのですが、1人で座るときは隣に人が座る確率が格段に低いです。
これは切符を予約する時に空いている時間帯ですとJR側が隣に人が来ないように配慮してくれているからでもあります。
ただし、通勤ラッシュの時間帯やお盆・年末年始・GWなどのかなり混雑する時期ですとグリーン車も満席になってしまい、隣に人は必然的に来てしまいます。
新幹線グリーン車ではおしぼりが貰える
新幹線のグリーン車に乗り込むと始めにパーサーさんがやってきておしぼりを頂けます。
しかも1回だけじゃなくて定期的にもらえます。こんなに貰っても困るんだけどな~とか内心思いながらも貰えるものはしっかり全て貰っておきました(笑)
カバンのポケットなどに入れておけば余分なおしぼりもいつか近いうちに役立つでしょう。
※注意:こだまではこのサービスが存在しません
新幹線グリーン車では車内販売が来る頻度が高い
新幹線のグリーン車では車内販売が回ってくる頻度が圧倒的に高いです。
これは普通車とグリーン車を乗り比べたときに実際にそう感じたのですが、どうやら本当にパーサーさんがグリーン車は優先的に車内販売に回ってきてくださるよう。
普通車なんかですと喉が渇いたり、小腹が減ってもすぐに車内販売が回ってこなかったりすることもありますが、グリーン車だとこのような心配はないですね!
せっかくなので僕も新幹線と言えばコレ!「シンカンセンスゴイカタイアイス」を購入して食べました。噂通り固いです。
※注意:こだまでは車内販売が存在しません
新幹線のグリーン車ではゴミ回収サービスがある
「新幹線で出たゴミ箱はデッキにあるごみ箱に捨てるんでしょ?」
いえ、グリーン車では違います。実はパーサーさんがゴミ袋をもって定期的に車内を巡回してくださるのでわざわざ自分でゴミを捨てに行く必要はないんですよ!!
※注意:こだまではこのサービスが存在しません
座席ポケットの雑誌が無料でもらえる
東海道・山陽新幹線の座席ポケットには雑誌の「Wedge」、「ひととき」が入っていて自由に読めるようになっているんですがこれ、実は無料でもって帰っていいんですよ!
普通に買おうとすると両雑誌とも500円ほどするはずですが無料です。
僕は雑誌はあまり読まないので放って帰りましたが、内容に興味を持った方はぜひ持って帰ってはいかがでしょう?
新幹線グリーン車の座席・サービスまとめ
新幹線のグリーン車の座席・サービスについて詳しく説明しましたが、どうでしたか?
最後に簡単に箇条書きにしてグリーン車の座席・サービスのメリットをまとめておきました。
座席編
- 普通車と比べて前後左右、座席の幅が広くゆったりしている
- 座席のリクライニングが深く倒れる
- 座席のテーブルが2つあり、広い
- フットレストがあって楽チン
- 各席にコンセントがある
- 読書灯があって本が読みやすい
- レッグウォーマーは寒い時期にかなり重宝
- ブランケットを自由に借りることが出来る
サービス編
- 隣の座席に人が来ることが少ない
- おしぼりが無料でもらえる
- 車内販売が回ってくる頻度が高い
- ゴミ回収サービスがある
- 座席ポケットの雑誌が無料でもらえる
基本的にグリーン車のデメリットはないのですが、強いてあげるとすれば値段が高いことです。
ですが、本サイトではあわせて新幹線の格安移動法をわかりやすく解説しています。
グリーン車利用の場合もかなり安くなる方法ばかり紹介していますので、ぜひご覧ください。
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