新幹線に乗る予定が消えてしまったんだけど、新幹線ってキャンセルできるの?
新幹線をキャンセルしたらお金って払い戻してくれるのかな?
本記事では新幹線の切符のキャンセル方法や払い戻しに関する疑問や悩みについて解説していきます。
- 新幹線のキャンセル方法
- 新幹線キャンセル時に払い戻してもらえるお金や手数料
- キャンセルして領収書はもらえるのか
僕自身、予定がなくなって新幹線をキャンセルしたことは何度かあります。
実は、新幹線の切符は払い戻すことは可能なのですが、払い戻すタイミングを間違えると手数料が多くなってしまいます。
最後まで読んでいただくと、新幹線のキャンセル方法はもちろん、できるだけ手数料をかけずに切符を払い戻してもらう方法もわかります。
新幹線の切符は払い戻し(キャンセル)できる!
はじめに結論を申し上げますと、基本的には新幹線の切符は払い戻し(キャンセル)可能です。
ただし、以下の3パターンで払い戻しに関する扱いが変わってきます。
- 通常の切符で新幹線の発車前
- 通常の切符で新幹線の発車後
- 通常の切符ではない、格安プラン・格安切符などの特別な切符
それぞれについて詳しく説明していきます。
【払い戻す前に知っておく知識】新幹線の乗車に必要な切符
新幹線の切符の払い戻し方法について話す前に、新幹線に乗るために必要な切符について最低限のことを知っておく必要があります。
- 乗車券…運賃に相当し、新幹線を使わなくても必要な切符
- 新幹線特急券…新幹線に乗るために必要な切符
新幹線に乗るためには「乗車券」と「新幹線特急券」が必要です。
乗車券というと難しく聞こえますが、例えば皆さんが最寄り駅から隣駅まで行くのに買う切符も実は「乗車券」であり、ただの運賃です。
一方、新幹線特急券とは新幹線という普通の列車とは違う早い列車にのるために必要な切符です。
乗車券と新幹線特急券の2枚の切符が必要と書きましたが、セットになって1枚の切符にまとめられている場合もあります。
通常の切符を使用・新幹線が発車前の場合
通常の切符を使っていて、かつ乗る予定の新幹線の乗車時刻前なら新幹線特急券・乗車券ともに払い戻しが可能です。
ただし、切符は未使用である必要があります。例えば、改札に入ったとに払い戻すことは基本的にはできません。
通常の切符を使用・新幹線が発車後の場合
通常の切符を使用していても、指定席なら乗る予定の便の発車後や、自由席なら有効期間が過ぎた後ですと新幹線特急券は払い戻しできません。
もちろん新幹線に乗れた場合でも、乗れなかった場合でも乗る予定の新幹線が出発駅を発車してしまった後は新幹線特急券の払い戻しは不可能です。
ただし、乗車券(運賃)に関しては払い戻し可能です。
格安切符や格安プランなど特別な切符を使っていた場合
しかし、中には通常の切符でなく特別な格安切符や格安プランを使って新幹線に乗車する人もいらっしゃると思います。
この場合、払い戻しに関しては各切符やプランごとにルールが決められています。
払い戻しをしたい場合、その切符やプランについてのホームページやパンフレットを見るなり、電話で問い合わせて聞いてみるのが良いでしょう。
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新幹線のキャンセルには払い戻し手数料が必要
キャンセルできると言っても、残念ながらタダというわけにはいきません。
出発の前日や当日になってしまうと、手数料が高くなってきますのでなるべく早く払い戻しするべきです。
新幹線の通常の切符の払い戻し手数料
※お得な切符や旅行会社のプランを使わず、普通に切符を買った場合のお話です。
新幹線に乗るときに買う切符は「乗車券」と「新幹線特急券」の2種類ありましたが、それぞれ手数料が違ってきます。
また、自由席を使う場合と指定席・グリーン車を使う場合でも手数料が違ってくるので、わかりやすいよう表にまとめました。
乗車券 | 新幹線特急券 | 手数料の合計 | |
---|---|---|---|
自由席 | 220円 | 220円 | 440円 |
指定席・グリーン席 (出発の2日前まで) |
220円 | 330円 | 550円 |
指定席・グリーン席 (出発の前日・当日) |
220円 | 特急券代の30% | 特急券代の30%+220円 |
新幹線の自由席の場合
自由席の場合は乗車券・特急券ともに払い戻し手数料は220円で合計440円です。
また、この場合、新幹線に乗る当日や前日に払い戻しをしても、手数料は変わらず合計で440円です。
新幹線の指定席・グリーン席の場合
指定席・グリーン席の場合は新幹線に乗る日の2日前までなら手数料は比較的安くで済みます。
しかし、前日や当日になると特急券の払い戻し手数料が特急券代の30%へと跳ね上がってしまいます。
なので、できる限り2日前までに払い戻すようにしましょう。
新幹線に乗り遅れた場合は…
指定席・グリーン席を予約していて乗り遅れた場合、乗車券の払い戻しはできますが、特急券は払い戻し不可能です。
ちなみに、指定席・グリーン席乗り遅れた場合の救済措置として、後続の新幹線の自由席に乗ることが出来ることができます。
【具体例】東京~新大阪の新幹線の切符を前日・当日に払い戻す場合
※お得な切符や旅行会社のプランを使わず、普通に切符を買った場合のお話です。
前日・当日に払い戻す場合が少しややこしいので例をあげて計算してみましょう。
新幹線の自由席を使った場合
自由席の場合は「乗車券」、「特急券」ともに払い戻しの手数料が220円必要でしたね?すなわち440円が手数料です。
新幹線の指定席またはグリーン席を使った場合
「乗車券」は払い戻しのために手数料が220円必要でしたね?
また、「特急券」は払い戻しのために特急券代の30%の料金が必要でしたよね?
東京から新大阪までのぞみで移動する時の運賃は8750円で特急券代は5700円なので、払い戻す手数料は以下のように計算できます。
5700×0.3+220=1710+220=1910円
新幹線の切符を払い戻す方法・キャンセル方法
この章では、新幹線の切符を払い戻す方法について解説していきます。
「現金で購入したか、クレジットカードで購入したか」と「窓口で購入したか、ネットで購入したか」の4パターンのどれに当てはまるかで払い戻し方法が変わってきます。
窓口などで購入 | ネットで購入 | |
---|---|---|
現金で購入 | 駅の窓口などで払い戻す | 駅の窓口などで払い戻す |
クレジットカードで購入 | 駅の窓口などで払い戻す ただし、支払いに使ったクレジットカードを持参する |
【切符受け取り前】 ネット上で自分で払い戻す 【切符受け取り後】 駅の窓口などで払い戻す |
駅で切符を買った場合
駅や旅行会社などの窓口で切符を購入した場合は、再度窓口へ行って駅員さんや係員さんに切符の払い戻しを依頼するだけです。
なお、切符を購入した時と同じ窓口で払い戻す必要はなく、JRの切符を扱っている駅や旅行会社の窓口ならどこでも払い戻し可能です。
クレジットカードで切符を購入した場合は、購入に用いたクレジットカードを持参するようにしてください。
ネット予約をした場合
最近は新幹線をネットで予約する人もかなり多いと思います。「エクスプレス予約」や「e5489」や「えきねっと」がその例です。
ネット予約の場合、以下の3パターンで払い戻し方法が異なるので注意してください。
- クレジットカード利用で切符の受け取り前
- クレジットカード利用で切符の受け取り後
- 現金支払い
クレジットカード利用で切符の受け取り前
ネット予約サイトで新幹線の切符を購入する場合、まず切符を予約して、その後駅に切符を発券しに行く場合が多いです。
この時、まだ切符を発券していない場合は、ネット上で払い戻し手続きができ、駅の窓口などに出向く必要はありません。
ネット上での払い戻し方法は各ネット予約サービスによって異なります。
クレジットカード利用で切符の受け取り後
切符をすでに発券している場合は、駅の窓口などで駅員さんや係員さんに切符の払い戻しを依頼してください。
なお、決済に使用したクレジットカードは必ず持参するようにしてください。
現金支払いの場合
ネット予約でも現金支払いを選択し、すでに支払っている場合は駅の窓口へ出向く必要があります。
新幹線の回数券は1枚単位では払い戻せない
新幹線の回数券は「1枚だけ」の状態では払い戻すことが出来ません。
新幹線の回数券を購入すると、基本的に6枚セットとなっています。
未使用で6枚セットの状態なら払い戻すことはできますが、1枚でも使ってしまうと払い戻すことはできないので注意してください。
金券ショップで買える切符は回数券なので払い戻し不可能
金券ショップでは「新幹線格安チケット」を売っていますよね?
渡された切符をよく見た人ならわかると思いますが、その新幹線格安チケットの正体は実はただの回数券なんです。
回数券をバラにして売って、通常より安い値段で売っているだけなので、払い戻しは一切できません。
JRの窓口ではもちろんのこと、基本的に金券ショップ側でも1度購入した新幹線の切符は払い戻せません。
新幹線の払い戻しの領収書はもらえる!
新幹線の切符を払い戻した場合でも、もちろん領収書を発行してもらうことは可能です。
払い戻してもらう際に係員さんに「領収書もお願いします」といった感じで依頼するだけでOKです。
会社などで経費を精算する場合はないと損してしまいますよ!
新幹線のキャンセル・払い戻し方法まとめ
安心しましたか?新幹線の切符は新幹線の出発前なら払い戻すことが可能だったんですね~。
最後にキャンセル・払い戻し方法について特に重要な点についてまとめておきます。
- 通常の新幹線の切符なら払い戻しが可能
- 払い戻し時には手数料がかかり、指定席やグリーン席の場合、出発の当日や前日の手数料は割高になる
- 切符の払い戻し方法は基本的には駅の窓口などで係員さんに依頼するだけでOK
- 領収書ももらえる
指定席やグリーン席を予約した場合は前日や当日だと手数料が高くなってしまうので、早めに払い戻しをしておきたいですね~
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