「新幹線に乗る予定が消えてしまったんだけど、新幹線ってキャンセルできるの?」
「新幹線をキャンセルしたらお金って払い戻してくれるのかな?」

このような疑問や悩みについて説明していきます。
- 新幹線はキャンセルができるのか
- 新幹線をキャンセルするためにかかる手数料
- 新幹線をキャンセルする方法
- キャンセルして領収書はもらえるのか
新幹線で旅行やおでかけする予定で、切符も取ってしまったのに急に予定がなくなってしまった・・・
ただ、新幹線の切符って高いし、払い戻し(キャンセル)できなかったら金銭的にはだいぶ痛手になりますよね。
新幹線の切符は払い戻すことは可能なのですが、払い戻すタイミングを間違えると手数料がかかってきます。
払ってしまった新幹線代をできるだけ手数料を払わずに取り戻すためにも少しお付き合いください(笑)
もくじ
新幹線の切符は払い戻し(キャンセル)できる!

はじめに結論を申し上げますと、基本的には新幹線の切符は払い戻し(キャンセル)可能です。
ただし、残念ながら切符を払い戻せない場合もあります。払い戻せるときと払い戻せない場合はどんな時かを具体的に紹介します。
新幹線の切符を払い戻しできる場合
新幹線の切符は、新幹線に乗る前、つまり使う前なら基本的にはキャンセルが可能です。
もちろん、切符も払い戻してもらえますが、手数料がかかります。手数料についてはもう少し下で詳しく説明しますね。
新幹線の切符を払い戻しできない場合
新幹線に乗ってしまった後は切符を払い戻してもらうことはできません。
ただし、台風や地震などで2時間以上新幹線が遅延した場合はお金を払い戻してもらうことが出来ます。
また、指定席を予約していて、乗る予定の新幹線に乗り遅れてしまった場合は「新幹線特急券」は払い戻すことはできません。運賃は払い戻し可能です。
(なお、新幹線特急券とは新幹線に乗るために買わなければいけない運賃とは別の切符です。)
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新幹線のキャンセルには払い戻し手数料が必要

キャンセルできると言っても、残念ながらタダというわけにはいきません。
出発の前日や当日になってしまうと、手数料が高くなってきますのでなるべく早く払い戻しするべきです。
新幹線に乗るために買った切符
払い戻しのためには、自分が新幹線に乗るために買った切符について理解しておく必要があります。
新幹線に乗るときに買う切符は「乗車券(運賃)」と「新幹線特急券」の2種類です。
「乗車券」とは電車で移動のために必要な切符です。例えば、皆さんが最寄りの駅から隣の駅まで行くときはいつも切符を買いますよね?その切符こそが乗車券です。
「新幹線特急券」とは新幹線に乗るために買わないといけない切符です。素早く移動するためのオプション料金と考えることもできます。
乗車券と新幹線特急券は2種類と書きましたが、セットになって1枚の切符にまとめられている場合もあります。
新幹線の切符の払い戻し手数料
※お得な切符や旅行会社のプランを使わず、普通に切符を買った場合のお話です。
新幹線に乗るときに買う切符は「乗車券」と「新幹線特急券」の2種類ありましたが、それぞれ手数料が違ってきます。
また、自由席を使う場合と指定席・グリーン車を使う場合でも手数料が違ってくるので、わかりやすいよう表にまとめました。
乗車券 | 新幹線特急券 | 手数料の合計 | |
自由席 | 220円 | 220円 | 440円 |
指定席・グリーン席 (出発の2日前まで) |
220円 | 330円 | 550円 |
指定席・グリーン席 (出発の前日・当日) |
220円 | 特急券代の30% | 特急券代の30%+220円 |
【自由席の場合】
自由席の場合は乗車券・特急券ともに払い戻し手数料は220円で合計440円です。
自由席の場合なら、当日や前日でも払い戻し手数料は合計で440円です。
【指定席・グリーン席の場合】
指定席・グリーン席の場合は新幹線に乗る日の2日前までなら手数料は比較的安くで済みます。
しかし、前日や当日になると特急券の払い戻し手数料が跳ね上がってしまいます。
なるべく早めに払い戻しておくようにしましょう。
先ほども言いました通り、指定席・グリーン席を予約していて乗り遅れた場合、乗車券の払い戻しはできますが、特急券は払い戻し不可能です。
ちなみに、指定席・グリーン席乗り遅れた方の救済措置として、後続の新幹線の自由席に乗ることが出来ることができます。
≪具体例≫東京~新大阪の新幹線の切符を前日・当日に払い戻す場合

※お得な切符や旅行会社のプランを使わず、普通に切符を買った場合のお話です。
前日・当日に払い戻す場合が少しややこしいので例をあげて計算してみましょう。
【自由席の場合】
自由席の場合は「乗車券」、「特急券」ともに払い戻しの手数料が220円必要でしたね?すなわち440円が手数料です。
【指定席・グリーン席の場合】
「乗車券」は払い戻しのために手数料が220円必要でしたね?
また、「特急券」は払い戻しのために特急券代の30%の料金が必要でしたよね?
東京から新大阪までのぞみで移動する時の運賃は8750円で特急券代は5700円なので、払い戻す手数料は
5700×0.3+220=1710+220=1910円
となります。
≪例外≫お得な切符や旅行会社のプランを使った場合
新幹線に安くお得な切符や旅行会社の観光ツアーや宿泊セットプランなどを使った場合は手数料がまた違ってきます。
お得な切符や旅行会社のプランは各切符や各プランによってキャンセルが可能かどうか、手数料の値段なども変わってきます。
きっぷやプランのパンフレットを見るなり、電話やメールをして問い合わせるなりして確認しましょう。
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新幹線の切符を払い戻す方法・キャンセル方法
新幹線の切符の払い戻し方法は駅で買った場合・ネット予約をした場合・クレカを使った場合で変わってきます。
駅で切符を買った場合
駅で買った場合は簡単です。JRの「みどりの窓口」に行き、JRの職員さんに「払い戻しお願いします」と頼むだけです。

なお、新幹線の切符は旅行会社でも買うことができ、旅行会社などで発券してもらった切符でもJRで払い戻すことが出来ます。
ネット予約をした場合
最近は新幹線をネットで予約する人もかなり多いと思います。「エクスプレス予約」や「e5489」や「えきねっと」がその最たる例ですね。
ネット予約をし、紙の切符を受け取っていない場合は基本的にネットで払い戻しの手続きをすることができます。
逆に、紙の切符を受け取った後だと先ほどと同じくJRの窓口に行く必要があります。
なお、ネット予約した場合の払い戻し手数料につきましては、普通の切符と違う場合があるので、ネット予約をしたサイトでご確認ください。
クレジットカードで買った場合
クレジットカードで購入した場合は、購入した場所と同じ場所でしか払い戻しはできないものと考えてください。
また、払い戻し方法は購入した会社などによって取り扱いなどが違うので、電話で問い合わせるなり、直接店員さんに聞くなりしてください。
新幹線の回数券は1枚単位では払い戻せない

新幹線の回数券は「1枚だけ」の状態では払い戻すことが出来ません。
新幹線の回数券を購入すると、基本的に6枚セットとなっています。
未使用で6枚セットの状態なら払い戻すことはできますが、1枚でも使ってしまうと払い戻すことはできないので注意してください。
金券ショップで買える切符は回数券なので払い戻し不可能
金券ショップでは「新幹線格安チケット」を売っていますよね?
渡された切符をよく見た人ならわかると思いますが、その新幹線格安チケットの正体は実はただの回数券なんです。
回数券をバラにして売って、通常より安い値段で売っているだけなので、払い戻しは一切できません。
JRの窓口ではもちろんのこと、基本的に金券ショップ側でも1度購入した新幹線の切符は払い戻せません。
新幹線の払い戻しの領収書はもらえる!

安心してください、領収書はもらえます。
払い戻してもらう際に係員さんに「領収書もお願いします」といった感じで頼むと領収書を発行してもらえます。
会社などで経費を精算する場合はないと損してしまいますよ!
新幹線のキャンセル・払い戻し方法まとめ
安心しましたか?新幹線の切符は新幹線の出発前なら払い戻すことが可能だったんですね~
最後にキャンセル・払い戻し方法について特に重要な点についてまとめておきます。
- 自由席を予約したときは手数料が440円で払い戻し可能
- グリーン・指定席に乗る場合は乗る日の前日から手数料が割高に
- グリーン・指定席に乗り遅れても後続新幹線の自由席なら乗れる
- 駅で買った切符は駅の窓口、ネット予約の場合はネットで払い戻し可能
- 旅行会社やおトクな切符の場合は払い戻しのルールが違う場合がある
指定席やグリーン席を予約した場合は前日や当日だと手数料が高くなってしまうので、早めに払い戻しをしておきたいですね~
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